アルコールを飲みすぎると膀胱がんリスクが高い?
平均で約18年の追跡期間中に、464人(男性354人、女性110人)の膀胱がんを発症したそうです!解析した結果、飲酒で顔が赤くなる男性は、お酒をほとんど飲まないグループと比べて、週あたりの飲酒量が151〜300gのグループで、膀胱がんのリスクが1、67倍に上昇した。
一方、飲酒で顔が赤くならない男性では、どの飲酒グループでも膀胱がんのリスクは上昇しなkった。なお、女性については、膀胱がん発症数が少なく、飲酒者も少ないので、解析を行わなかった。
今回の研究により、飲酒で顔が赤くなる男性とならない男性で、飲酒による膀胱がんへの影響が異なることから、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドが膀胱がん羅患と関連している可能性が示されたそうです。
お酒の摂取量が301g以上のグループでは膀胱がんのリスクが上昇しなかったことについて、研究チームは「飲酒で顔が赤くなるという自覚症状と、遺伝子によって規定されるアセトアルデヒド分解能力は、完全には一致しない。飲酒で顔が赤くなると答えた大量飲酒者の中には、遺伝的にはアセトアルデヒド分解能力が高い人が多数混ざっていて、アセトアルデヒドと膀胱がんとの影響を弱めたためではないか」と推察しているそうです。
つまり、大量に飲酒することで膀胱がんへの影響がなるくなるということではない。多量飲酒は、がんのみならず、循環器疾患や死亡のリスクを上昇させる。
「アルコールの飲み過ぎ」にはくれぐれも注意が必要です!
いかかでしょうか?飲み過ぎはよくないと普段言われますが、このように具体的に示すと少し控えた方が良いような気持ちになるのは僕だけでしょうか?