忌み言葉(いみことば)とは、その場で使ってはいけない言葉のことであり、忌みはばかって使用を避ける言葉です。通夜や葬儀の席ではもちろんのこと、弔辞・弔電・お悔やみの言葉でも使用しないようご注意ください。
出典:みんなのウェディング
①不幸なことは二度と繰り返したくない気持ちから、重ね言葉や繰り返しを意味する言葉を避けます。
(例)重々、重ね重ね、度々、返す返す、しばしば、再々、再三、再三再四、またまた、続く、引続き、更に、再び、追伸
②それ自体が不吉もしくは悪いことを連想させる言葉を避けます。
(例)苦しむ、朽ちる、倒れる、浮ばれない
③直接的な表現は婉曲的な表現に言い換えます。
(例)死、死亡 ⇒ 急逝、逝去、永眠、世を去る、逝く、(若死の場合)夭折、早世
死亡の知らせ ⇒ 訃報、悲報
④宗教・宗派により使い分ける言葉
冥福・・・仏教と神道で使用(浄土真宗、日蓮宗の一部では使用しません)
成仏、供養・・・仏教のみ
帰幽、泉下・・・神道のみ
召天、昇天、帰天、神に召される・・・キリスト教のみ
⑤浄土真宗では置き替えたい言葉
草葉の陰、黄泉、天国、冥上 ⇒ 浄土、彼の土、西方浄土、極楽浄土
永眠する、眠る、旅立つ ⇒ 往生する、浄土へ還る
冥福を祈る ⇒ 偲んで念仏する、悼む
御霊前(不祝儀袋) ⇒ 御佛前、御華料、御香典