御影石の種類の違い
墓石で多く使用されるのが、御影石です。
御影石は、もともと兵庫県の御影村で産出される花崗岩を指す言葉でした。
現在では、産出地に関わらず高い硬度と美しさのある石を御影石と総称しています。
御影石の種類は次の4つの色合いで分類できます。
出典:ウィキペディア花崗岩[1](かこうがん、英: granite)とは、火成岩の一種。流紋岩に対応する成分の深成岩である。石材としては御影石(みかげいし)とも呼ばれる。
黒御影石
黒御影石は花崗岩ではなく、閃緑岩や斑レイ岩です。
とても硬質な石材で、原産地ではスウェーデン産やインド産が最高級品とされています。
優美で落ち着いた色調は、墓石を建てて数年が経過するとさらに深い色調に変化します。
白御影石
白御影石は白地に濃淡のグレーの模様が入った石です。
高い硬度をもつ中国産やインド産のものが主流です。
高級な白御影石は、吸水率と変色率が低いので安心して墓石として利用できます。
赤御影石
赤系の御影石は、もともと建築用資材として多く輸入されてきました。
現在では赤御影石は墓石用として使われるようになっています。
石目が細かいものから粗いものまで、赤系の御影石にはさまざまな種類があります。
インド産や中国産のものが多いです。
青御影石
青系の御影石は輸入量自体がそう多くありません。
個性的な雰囲気を出したい方におすすめです。
フランス産や中国産のものが最高級品とされていますが、採石量が不安定なため、青御影石を希望する場合は注意が必要です。