一般的なお墓
お墓では亡くなった方を埋葬し、供養をします。
お墓には、ご先祖様に感謝の気持ちを伝え折々の自分の近況を報告する、対話の場所としての意味があります。
寺院や霊園、みなし墓地などに、墓標としての墓石を建てるのが一般的です。
お墓が建てられた歴史
一般に、現在のようなお墓が建てられるようになったのは、江戸時代の頃からです。
檀家制度によって仏教の信仰が広まり、庶民とお寺が結びつくようになりました。
江戸時代から明治時代にかけて、仏教による葬儀や供養、仏壇などに並び、お墓も生活の中に根付くようになったと言われています。
さらに大正時代にかけては東京への人口集中が高まり、青山霊園や多摩墓地(多磨霊園)などが造成されたそうです。
法律上のお墓
民法上では、お墓は仏壇や位牌とともに祭祀財産の一部とされます。
墓守の方は祭祀主催者としてお墓の維持管理を行います。この墓守の役割は、通常の場合一人だけが継承します。
一般には、家を継いだ長男の方がお墓を継ぐ形です。