朝食は大切な食事Vol.5 なぜ「朝食抜き」は健康に悪いのか
朝食を抜くと、空腹感が強くなり、それを満たすために昼食や夕食で食べ過ぎてしまう傾向がある。また、朝食を抜くことで、お菓子などの完食を取り過ぎてしまうおそれもある。1日の栄養素のバランスを考えて完食をとれれば理想的だが、多くの場合で栄養バランスを乱す原因となるそうです。
夕食から朝食までの間は、もっとも長い空腹時間になる。昼食や夕食でより多くの食事を摂取すると、食後に血糖値が上昇しやすくなり、血糖を下げるインスリンも分泌され、肥満になりやすくなる。1日の摂取エネルギーが変わらない場合でも、朝食を摂ることで、昼食後の血糖値を低く抑えられる効果(セカンドミール効果)を得られやすくなり、また食欲を増進させるホルモンを低下させることも期待できる。
体には1日のリズムを作る体内時計がそなわっており、朝起きて光を浴びて、目から入る光の刺激でリセットされる。体内時計のリズムを整えるためにも、朝食は大切だ。食事をすることで、インスリンが分泌され時計遺伝子が発現して時計がリセットされる。光を浴びるのと同様に、朝食を食べることで、眠りから活動に向かうリズムが整えられる。
「朝食で勧められるのは、パンなどは食物繊維の多い全粒粉のものを選び、野菜やフルーツを取り、脂肪の少ない肉類や、植物性のタンパク質を摂ることです」と、ディードワニア氏はアドバイスしている。
簡単なようですが、良いものと逆にものって美味しい物が多かったりしませんか?気をつけたいものです。