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お墓コラム【そもそも埋葬とは?一般的な方法と日本の現状】

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●埋葬とは?

現代の日本では、埋葬について、「墓地,埋葬等に関する法律」という法律が定めています。
この法律は略して「墓埋法(ぼまいほう)」と言われます。
墓埋法で、「埋葬」というのは、死体を土中に葬ることです。
したがって、焼いてから葬る(火葬)か、死体を焼かずにそのまま葬るか(土葬)は、関係ありません。

火葬が最も一般的

墓埋法では、火葬も土葬もできるのですが、実際には、日本では、火葬をして、遺骨を納骨堂やお墓に納める方法が普通です。
その理由は、実際に埋葬する場合には、自治体の許可証が必要で、土葬の許可が出るのは、その地域の慣習で土葬が認められているような特殊な場合だけだからです。
したがって、実際には火葬したのち、遺骨を納める方法がほとんどなのです。
また、墓埋法では、土葬でも焼骨(火葬後の遺骨)は墓地以外の区域に行ってはならない、とされており、火葬であっても、自宅の庭に埋めることはできないのです。

土葬は果たしてできるのか?

日本では、明治時代の初めまでは、死体をそのまま埋葬する土葬が多かったのですが、明治時代から火葬が増えてきています。
墓埋法上は、土葬することもできます。実際には、土葬は全体の1%程度だと言われています。
土葬が許されるのは、自治体が土葬を許可し、その許可した土地(墓地)の管理者も土葬を認めている場合に限られます。
多くの自治体では、条例で土葬を禁止しています。
また、墓地も作るには許可が必要ですから、自由に自分の土地に埋めることはできません。

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