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お墓コラム【よく聞く位牌とはどんな物?】

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そもそも位牌とは?

「位牌」の画像検索結果出典:滝田商店

位牌は故人の代わりとして供養の対象となる非常に大切なものになります。

亡くなられた故人・死者の霊を祀る象徴として、法名や戒名を位牌に記し家のお仏壇や寺院の位牌壇などに安置するものになります。

簡単に言ってみれば、お仏壇が、先祖の霊がこの世へ帰ってきた際の仮の住まいとすれば、お位牌は、故人や先祖の霊がかかるための依代と言えます。

位牌とは、このように霊が宿る依代でもあるため、位牌が仮になかったとしたら、霊が宿るところがないため、浄土真宗を除いた宗派で基本的にお位牌は作るものとされています。

位牌は絶対に必要なのかどうか?

多くの人が悩む1つかもしれませんが、実は、仏教本来での教えには位牌は必要とされていません。

仏教の起源の地でもあるインドでは、死後は魂が転送すると考えられ、お墓を作ったりもしません。
そのため、事実、インドにはお位牌は作っていないし、祀っていないというところがほとんどです。

一方、日本ではお仏壇を購入する以上に位牌を作って祀るという方は多いです。

これは、古くは中国儒教で死者の名や官位を板に記しお祀りする習慣があったのですが、日本では鎌倉時代に禅宗として日本にも入ってきて、江戸時代に様々な仏教に関わる制度(寺院諸法度、寺請制度など)とともに、先祖・祖先崇拝の象徴として位牌が一般化したのです。

そのため、よく位牌は必ず作らなければいけない、作るものだ。と思っている方も多いですが、厳密に言えば、位牌は必要かどうかというのは、ご本人次第と言えます。

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